2026年シーズンがいよいよ本格化する中、アジアシリーズの初戦として注目を集めるのがホンダLPGAタイランドです。灼熱のタイで開催されるこの大会は、毎年バーディ合戦が繰り広げられる華やかな舞台として知られています。特に日本のゴルフファンにとって最大の関心事は、昨季シード権争いで苦闘した渋野日向子選手がこのフィールドに戻ってくるかどうかでしょう。推薦出場の行方や大会の開催情報を整理し、今シーズンの展望をいち早くお届けします。
- 大会日程:2026年2月19日(木)〜22日(日)
- 開催コース:サイアムカントリークラブ・オールドコース
- 賞金総額:170万ドル(優勝賞金25万5,000ドル想定)
- 注目ポイント:渋野日向子の出場可否と日本人選手の活躍
ホンダLPGAタイランド2026と渋野日向子の現在地
2026年のホンダLPGAタイランドは、2月19日から4日間の日程でタイの名門サイアムカントリークラブにて開催されます。この大会には世界ランキング上位者やスポンサー推薦枠など限られた選手しか出場できないため、現在世界ランクを落としている渋野日向子選手の出場権獲得が大きな焦点となっています。
昨シーズンの苦しい戦いを経て、新たな気持ちでシーズンに臨む彼女にとって、このタイ大会は復活の足がかりとなる重要な一戦です。予選カットのない4日間大会である本大会に出場できれば、実戦感覚を取り戻す絶好の機会となるでしょう。
推薦出場枠への期待と可能性
本大会はフィールドが約72名と狭き門であり、前年度のポイントランキング上位者が優先されます。昨季ランキング100位圏外となった渋野選手が自力で出場権を得ることは難しく、主催者推薦(スポンサーインビテーション)が唯一の道となります。過去の優勝経験やアジアでの絶大な人気を考慮すれば、推薦出場の可能性は十分に高いと言えるでしょう。
昨年の成績とリベンジへの想い
2025年大会において、渋野選手は通算1アンダーの54位タイという悔しい結果に終わりました。4日間を通して爆発的なスコアを出すことができず、コースとの相性に課題を残す形となったことは否めません。しかし、その悔しさをバネにオフシーズンの調整を進めてきた彼女が、どのような進化を見せるのかに注目が集まります。
アジアシリーズ初戦としての重要性
米ツアーのアジアシリーズは、移動距離や気候の面で日本人選手にとって比較的調整しやすい大会群です。特にタイは日本からも多くのファンが駆けつけるため、ホームに近い雰囲気でプレーできる利点があります。この初戦で勢いをつけることができれば、その後のシンガポールや中国での大会に向けて大きな弾みとなるはずです。
ファンの期待と現地の熱気
タイのギャラリーは非常に熱狂的で、特に「スマイルシンデレラ」として知られる渋野選手への声援は毎年大きなものがあります。出場が決定すれば、現地の日本人コミュニティや日本から訪れる応援団が会場を埋め尽くすことでしょう。彼女の笑顔とアグレッシブなプレーが、灼熱のパタヤをさらに熱くすることは間違いありません。
正式発表を待つ緊張感
出場選手の最終リストは通常、大会開催の2〜3週間前に確定し発表されます。スポンサー推薦枠の発表は直前になることも多く、ファンにとっては毎日ニュースをチェックする日々が続きます。公式サイトやSNSでの発表を待ちながら、彼女がサイアムのティーグラウンドに立つ姿を信じて待ちましょう。
灼熱のバーディ合戦を制するサイアムCCの攻略法

舞台となるサイアムカントリークラブ・オールドコースは、広々としたフェアウェイと起伏のあるグリーンが特徴の戦略的なコースです。例年、優勝スコアが20アンダーを超えるような激しい伸ばし合いが展開されるため、攻撃的なゴルフが求められます。
暑さと湿度が選手たちの体力を奪う中、集中力を維持し続けられるかが勝負の分かれ目となります。ミスを恐れずにピンをデッドに狙う勇気と、正確なパッティングが上位進出への絶対条件となるでしょう。
ポテトチップスグリーンの読み
このコース最大の特徴は、複雑なアンジュレーションを持つ巨大なグリーンです。ポテトチップスのようにうねる傾斜を正確に読み切らなければ、バーディはおろか3パットの危険性も高まります。キャディとの連携も含め、グリーンの攻略がスコアメイクの鍵を握ります。
パスパラム芝への対応力
東南アジア特有のパスパラム芝は、ボールが浮きやすく打ちやすい反面、ラフに入ると粘り気が強く抜けにくい特徴があります。フェアウェイキープの重要性は当然ながら、グリーン周りのアプローチでも芝の抵抗を計算に入れた繊細なタッチが要求されます。
暑熱対策とコンディション維持
2月のタイは乾季の終わりにあたり、日中の気温は30度を優に超える猛暑となります。4日間72ホールを戦い抜くためには、水分補給や氷嚢でのクーリングなど、徹底した暑さ対策が不可欠です。体力消耗を最小限に抑え、最終日のバックナインまで集中力を保てる選手が優勝争いに残るでしょう。
現地に行けないファンも安心の放送・配信視聴ガイド
日本に居ながらにして熱戦を見守るファンにとって、テレビ放送やインターネット配信の充実は嬉しい限りです。例年、WOWOWが連日生中継を行っており、2026年大会も同様の詳細なカバーが期待されます。
時差が2時間というタイでの開催は、日本時間の昼過ぎから夕方にかけて観戦できるため、視聴環境としては非常に良好です。週末の午後にトッププロたちのプレーをリアルタイムで楽しむことができるでしょう。
WOWOWでの連日生中継
WOWOWでは予選ラウンドから最終日まで、日本人選手を中心に長時間にわたる生中継が予定されています。現地リポーターによる詳細な情報や、プレー後のインタビューなども充実しており、大会の臨場感を余すところなく伝えてくれます。
オンデマンド配信の活用
テレビ放送だけでなく、WOWOWオンデマンドやGOLFTV(配信状況による)などのインターネット配信も活用できます。スマートフォンやタブレットを使えば、外出先や移動中でもスコアの動向をチェックすることが可能です。見逃し配信機能を使えば、名場面を何度でも振り返ることができます。
公式サイトとリーダーボード
LPGA公式サイトや大会特設サイトのリーダーボードは、リアルタイムでスコアが更新されるため必須のツールです。特に映像に映らない選手の動向を追うには、スタッツ詳細まで確認できる公式サイトの活用がおすすめです。
連覇を狙うエンジェル・インと強力なライバルたち

2025年大会では、エンジェル・イン選手が通算28アンダーという驚異的なスコアで優勝を果たしました。2位に1打差で迫った岩井明愛選手の猛追も記憶に新しく、2026年もハイレベルな戦いが予想されます。
地元タイの英雄であるパティ・タバタナキットやアタヤ・ティティクルなど、地の利を活かした選手たちも虎視眈々とタイトルを狙っています。世界ランク上位陣が揃うこのフィールドで、誰が抜け出すのか予想は困難を極めます。
ディフェンディング王者の強さ
前回女王のエンジェル・インは、圧倒的な飛距離と爆発力を武器にコースとの相性の良さを証明しました。連覇のかかる今年はマークが厳しくなることが予想されますが、彼女の攻撃的なスタイルはサイアムCCに完全にマッチしており、優勝候補の筆頭であることは間違いありません。
岩井姉妹ら日本勢の躍進
昨年、最終日に「61」というビッグスコアを叩き出し、優勝まであと一歩に迫った岩井明愛選手への期待も高まります。双子の妹・千怜選手とともに、攻撃的なプレーで海外メジャー級の選手たちと渡り合う姿は、日本のファンに大きな勇気を与えてくれるでしょう。
地元タイ勢の意地とプライド
ホンダLPGAタイランドは、地元タイの選手にとって特別な意味を持つナショナルオープンのような大会です。アタヤ・ティティクルやパジャレー・アナンナルカルンなど、実力者が揃うタイ勢は、地元の熱烈な声援を背に驚異的なパフォーマンスを発揮する可能性があります。
復活を期す渋野日向子の2026年新戦略
2026年シーズン、渋野選手はスイングやマネジメントにおいて新たな取り組みを見せています。昨年の苦い経験を糧に、より実戦的でスコアメイクに直結するスタイルへのモデルチェンジを図っているようです。
これまでの「振る」ゴルフに加え、ショートゲームの精度向上やコースマネジメントの柔軟性に磨きをかけています。特にパー5でのバーディ奪取率を高めることが、伸ばし合いの展開となる本大会での上位進出への鍵となるでしょう。
アグレッシブさと安定感の融合
全英女子オープンを制した時のようなピンを攻める姿勢はそのままに、リスクを回避すべき場面での判断力を高めています。無謀な攻めではなく、確率の高いルートを選択しながらバーディを積み重ねる「大人のゴルフ」への脱皮が期待されます。
パッティングの復調がカギ
一時期苦しんだパッティングについても、ストロークの修正やメンタル面でのリセットが進んでいます。サイアムCCの難しいグリーンを攻略し、強気のパットを沈めて笑顔を見せるシーンが増えれば、自然とスコアも伸びていくはずです。
楽しむゴルフの原点回帰
何よりも重要なのは、彼女自身がゴルフを楽しみ、笑顔でプレーすることです。「スマイルシンデレラ」の愛称通り、彼女の笑顔はプレーのリズムを良くし、周囲を味方につける最大の武器となります。プレッシャーから解放され、のびのびとプレーする姿をファンは待ち望んでいます。
まとめ
2026年のホンダLPGAタイランドは、渋野日向子選手にとって再起をかけた重要なシーズン初戦となる可能性があります。推薦出場の決定が待たれる状況ですが、もし彼女がサイアムカントリークラブの舞台に立つならば、その一挙手一投足から目が離せません。
大会は2月19日に開幕します。昨年のエンジェル・イン選手の驚異的なスコアや岩井明愛選手の猛追を超えるドラマが生まれるのか、そして渋野選手がどのような笑顔を見せてくれるのか。現地の熱気を感じながら、世界最高峰の女子プロたちの戦いを全力で応援しましょう。


