世界中のゴルフファンが注目する「ピープルズ・オープン」の季節がやってきました。2026年大会は2月2日から8日まで、アリゾナ州TPCスコッツデールで開催されます。この大会は、静寂を重んじる通常のゴルフとは一線を画す、熱狂的な雰囲気が最大の特徴です。
特に週末のチケットは争奪戦となるため、事前の情報収集が観戦の質を左右します。以下の開催概要をチェックして、砂漠の祭典に参加する準備を整えましょう。
| 項目 | 詳細データ |
|---|---|
| 開催期間 | 2026年2月2日(月)〜8日(日) |
| 開催地 | TPCスコッツデール(アリゾナ州) |
| 注目の入場特典 | 月・火曜は「フォード・フリー・デイズ」で全来場者無料 |
| 週末価格 | 金・土曜は125ドル(手数料別) |
WMフェニックスオープン|チケットの購入と種類
WMフェニックスオープン2026 チケットは、曜日によって価格設定が大きく異なります。特に予選ラウンドが始まる木曜日以降は有料となり、週末にかけて価格が上昇する変動制が採用されています。
公式サイトでの購入が基本ですが、完売時は信頼できるリセールサイトの活用も視野に入れる必要があります。まずは、今年度の具体的なチケット体系と価格設定を把握しておきましょう。
2026年大会の価格一覧(月火は無料!)
本大会最大の特徴は、月曜日と火曜日の練習ラウンドが「フォード・フリー・デイズ」として無料開放される点です。この2日間はチケットなしで誰でも入場でき、プロ選手の練習風景や和やかな雰囲気を間近で楽しむ絶好のチャンスとなります。多くのファンがこの無料期間を利用して、会場の下見やサイン収集を行っています。
水曜日、木曜日、日曜日の一般入場券(General Admission)は75ドルに設定されており、比較的リーズナブルに観戦可能です。一方で、最も観客動員数が増える金曜日と土曜日は125ドルとなり、会場のボルテージも最高潮に達します。これらの価格には別途手数料が加算されるため、予算計画の際は総額を確認しましょう。
公式サイトとリセールサイトの使い分け
チケット購入の第一選択肢は、常に大会公式サイト(Ticketmaster経由)を利用することです。定価で購入できる唯一のルートであり、デジタルチケットのトラブルも防げるため、最も安全な方法と言えます。販売開始直後に公式サイトへアクセスし、希望日程のチケットを確保するのが理想的です。
もし公式サイトで完売している場合は、SeatGeekやStubHubなどの大手リセールサイトを確認してください。ただし、週末や人気のホスピタリティチケットは定価の数倍で取引されることも珍しくありません。リセールサイトを利用する際は、「Verified(検証済み)」と表示されたチケットを選ぶことで、入場時のトラブルリスクを軽減できます。
モバイルチケットの表示・入場方法
WMフェニックスオープンでは、紙のチケットは廃止され、完全なデジタルチケット制が導入されています。入場時にはスマートフォンで専用アプリまたはモバイルウォレットのQRコードを提示する必要があり、スクリーンショットでの入場は認められないケースが多いため注意が必要です。事前にスマートフォンの充電を十分に確保しておくことが必須条件となります。
スムーズに入場するためには、会場に到着する前にチケットをApple WalletやGoogle Walletに追加しておくことを強く推奨します。会場付近は数万人の観客で通信回線が混雑し、アプリが開かないトラブルが頻発するためです。同行者がいる場合は、事前にチケットを分配(トランスファー)しておくと、別行動の際もスムーズに合流できます。
子供料金と同伴ルール
PGAツアーの多くの大会と同様に、WMフェニックスオープンでも子供連れのファミリーに対する優遇措置が設けられています。通常、大人1名につき15歳以下の子供2名までが無料で入場可能となっており、家族での観戦を促進しています。ただし、ホスピタリティエリアや特定のVIP席には年齢制限や別途チケットが必要な場合があるため確認が必要です。
子供同伴で観戦する場合、無料の月曜日や火曜日、あるいは比較的混雑が緩やかな日曜日がおすすめです。特に土曜日は記録的な混雑となり、移動も困難になるため、小さな子供連れには過酷な環境となる可能性があります。迷子対策として、子供に連絡先を持たせるなどの安全管理も徹底しましょう。
払い戻し・キャンセルポリシー
原則として、一度購入したチケットの払い戻しやキャンセルは認められていません。天候不良による中断や順延があった場合でも、返金対応は行われないのが一般的なルールです。ゴルフは屋外競技であるため、悪天候のリスクも含めて購入を判断する必要があります。
どうしても行けなくなった場合は、公式サイトの再販機能や公認リセールサイトを通じて、他のファンに譲渡する方法を検討してください。不正な転売サイトやSNSでの個人間取引は詐欺のリスクが高く、無効なチケットを掴まされる可能性があるため絶対に避けましょう。正規ルートでの譲渡が、売り手と買い手双方にとって最も安全な選択肢です。
伝説の16番ホール「ザ・コロシアム」観戦ガイド
TPCスコッツデールの16番ホールは、ゴルフ界で最も有名なパー3であり、スタジアム型の観客席に囲まれた異空間です。静粛さが求められるゴルフにおいて、唯一大声援やブーイングが許される場所として知られています。
この特別な場所で観戦することは多くのファンの夢ですが、その座席確保は極めて困難です。ここでは、16番ホールの熱狂を体験するための具体的な戦略とルールについて解説します。
一般チケットで入場する「ザ・レース」とは
16番ホールの一般席(General Admission)は、早い者勝ちの自由席となっており、チケットを持っているだけでは座れません。毎朝、開門と同時に数千人のファンが16番ホールを目指して全力疾走する、通称「ザ・レース(The Race)」に参加する必要があります。この競争に勝つためには、早朝からのゲート待機が必須となります。
具体的には、ゲートオープンの数時間前から列に並び、開門と同時に約1kmの道のりを急いで移動することになります。近年は安全確保のため、走らずに早歩きで誘導されることもありますが、依然として競争率は極めて高いです。一度席を確保したら、トイレなどで席を立つ際も友人と交代するなど、場所を死守する工夫が求められます。
確実な座席確保ならスカイボックス
早朝からの並びや場所取り競争を避けたい場合は、16番ホール専用のホスピタリティチケット(スカイボックス等)を購入するしかありません。これらのチケットには指定席に加え、飲食の提供や専用トイレなどの特典が含まれており、快適に観戦を楽しむことができます。ただし、価格は非常に高額で、一般販売されることは稀です。
多くの場合、企業スポンサーやパッケージツアーとして販売されており、個人が入手するには専門の代理店や高額なリセール市場を利用する必要があります。一生に一度の記念として予算を組めるなら、これ以上ないプレミアムな体験が約束されます。確実に16番に入りたい場合は、数ヶ月前から手配を進める必要があります。
観戦マナーと独自の応援スタイル
16番ホールには、他のホールとは全く異なる独自のマナーと応援スタイルが存在します。ティーショットでグリーンに乗れば大歓声が上がり、外せば容赦ないブーイングが浴びせられます。選手たちもこの雰囲気を楽しんでおり、観客を煽るようなパフォーマンスを見せることもあります。
かつては空き缶やボトルを投げ込む行為が見られましたが、現在は安全上の理由から厳しく禁止されています。ルールを逸脱した危険行為は即退場処分となるため、熱狂の中にも節度を持つことが重要です。周囲のファンと一体となって声援を送り、このホールだけの特別な「パーティ」を楽しむ心がけが大切です。
大会スケジュールと注目のイベント
WMフェニックスオープンは1週間にわたるフェスティバルであり、ゴルフ競技以外にも多くのイベントが開催されます。プロアマ戦からコンサートまで、日ごとに異なる楽しみ方が用意されています。
効率よく会場を回るためには、各曜日の特徴とスケジュールの把握が欠かせません。ここでは、大会期間中の主要な流れと、見逃せないポイントを紹介します。
練習ラウンドとプロアマ(月〜水)
週の前半は、選手たちがコースの感触を確かめる練習ラウンドが行われます。月曜日と火曜日は前述の通り入場無料で、選手との距離が近く、写真撮影やサインに応じてもらえる可能性が高い日です。リラックスした雰囲気の中で、トッププロの技術をじっくり観察できます。
水曜日は「アネクサス・プロアマ」が開催され、有名スポーツ選手やハリウッドスター、ミュージシャンがプロゴルファーと一緒にプレーします。普段は見られないセレブリティたちのゴルフ姿を見ようと、多くの観客が詰めかけます。特に16番ホールでの彼らのパフォーマンスは、本戦に負けない盛り上がりを見せます。
本戦ラウンド(木〜日)
木曜日からは予選ラウンドが始まり、いよいよ真剣勝負の幕が開きます。132名の選手が2日間のプレーを行い、上位65位タイまでが決勝ラウンドに進出します。予選落ちの危機にある有名選手を応援するなど、木・金曜日はドラマチックな展開が多く見られます。
土曜日は「ムービングデー」と呼ばれ、優勝争いに向けてスコアを伸ばそうとする選手たちの攻撃的なプレーが見られます。そして日曜日の最終ラウンドで、今年のチャンピオンが決定します。表彰式は18番グリーンで行われ、勝者がクリスタルのトロフィーを掲げる瞬間は感動的です。
16番ホール以外の穴場観戦スポット
16番ホールに入場できなくても、TPCスコッツデールには素晴らしい観戦スポットがいくつもあります。例えば、17番ホールのグリーン周辺は、1オン可能なパー4として劇的なイーグルやバーディが見られるエキサイティングな場所です。また、選手がリスクを冒して攻める様子を間近で見ることができます。
また、広大な芝生エリア「ザ・ヒル」からは、複数のホールを見渡しながら大型ビジョンで試合展開を追うことができます。ここではピクニック気分でリラックスしながら観戦でき、混雑したスタンドよりも快適に過ごせる場合があります。自分だけのお気に入りの場所を見つけるのも、現地観戦の醍醐味の一つです。
アクセス・駐車場と会場ルール
数十万人が来場する本大会では、アクセスと入場時のルールが非常に厳格です。特に駐車場は会場から離れた場所に設定されており、シャトルバスでの移動が基本となります。
事前の準備不足は、会場到着の遅れや入場拒否などのトラブルに直結します。スムーズな移動と入場の為に、以下のロジスティクス情報を必ず確認しておきましょう。
一般駐車場とシャトルバスの利用
一般観戦者用の駐車場(General Public Parking)は会場周辺に複数用意されていますが、無料ではなく事前に駐車券の購入が必要な場合がほとんどです。最も大きな駐車場はループ101号線沿いにあり、そこから会場までは無料のシャトルバスが頻繁に運行しています。バスの乗車時間は15〜20分程度を見込んでおく必要があります。
シャトルバスは早朝から夕方の競技終了後まで運行していますが、ピーク時には乗車待ちの長い列が発生します。特に土曜日の夕方は帰宅ラッシュとなるため、時間に余裕を持って行動するか、少し早めに会場を出る計画を立てるのが賢明です。駐車場の場所は年によって変更されることがあるため、必ず最新の地図を確認してください。
ライドシェア(Uber/Lyft)の乗降場所
UberやLyftなどのライドシェアを利用する場合、会場に直接乗り付けることはできません。指定された「ライドシェア・ラウンジ」または専用の乗降エリアまでの送迎となります。ここからメインゲートまでは徒歩または場内シャトルでの移動となります。
大会期間中は特別料金(サージプライシング)が適用され、通常よりも運賃が高騰する傾向にあります。また、終了直後は配車アプリが繋がりにくくなるため、少し時間をずらして利用するか、あらかじめ帰りの足を確保しておくことが重要です。会場周辺の交通規制も厳しいため、ドライバーへの指示も的確に行いましょう。
持ち込み禁止物とクリアバッグ規定
PGAツアーのセキュリティ基準に基づき、会場内への荷物持ち込みは厳しく制限されています。基本的に、中身が見える透明なビニールバッグ(クリアバッグ)のみ持ち込みが許可されており、サイズも12インチ×6インチ×12インチ以下と定められています。不透明なリュックサックや大きなトートバッグは持ち込めません。
また、折りたたみ椅子(袋なし)、双眼鏡、スマートフォンは持ち込み可能ですが、カメラ(練習日のみ可、本戦日は不可)、大型の看板、自撮り棒などは禁止されています。セキュリティチェックで没収されると返却されないこともあるため、持参する荷物は最小限に留め、規定を遵守することがスムーズな入場の鍵です。
砂漠の祭典を120%楽しむためのヒント
WMフェニックスオープンを単なるゴルフ観戦で終わらせないためには、現地の文化や環境に適応することが大切です。気候の特徴や独自のイベントを知っておくことで、より快適に、より深く大会を楽しむことができます。
ここでは、ベテランのファンが実践している、砂漠の祭典を満喫するための3つの重要なヒントを共有します。準備を万端にして、最高の1日を過ごしましょう。
サタデー・グリーンアウト(緑の服)
大会3日目の土曜日は「グリーンアウト(Green Out)」と呼ばれ、選手、キャディ、観客が一体となって「緑色の服」を着用する恒例イベントがあります。これは大会の冠スポンサーであるWM(ウェイスト・マネジメント)の環境保護活動への意識を高めるための取り組みです。
この日に緑色のシャツや帽子を身につけていくと、会場全体の一体感をより強く感じることができます。一部のエリアでは、緑色を着用しているファンに特典が用意されることもあります。もし土曜日に観戦予定なら、ぜひクローゼットから緑のアイテムを探してコーディネートに取り入れてみてください。
寒暖差対策と服装の注意点
アリゾナ州の2月は、日中は暖かくても朝晩は冷え込む砂漠気候特有の寒暖差があります。早朝のゲートオープン待ちや、夕方の日没近くまで観戦する場合は、重ね着(レイヤリング)が必須です。薄手のダウンジャケットやパーカーなど、脱ぎ着しやすい上着を持参しましょう。
また、広大なコースを歩き回るため、履き慣れたスニーカーやウォーキングシューズを選ぶことが重要です。ゴルフ場は芝生や土の斜面が多く、ヒールやサンダルでは疲労困憊してしまいます。日中は日差しが強いため、帽子、サングラス、日焼け止めも忘れずに準備してください。
キャッシュレス決済と場内グルメ
会場内の飲食店やグッズショップは、基本的に完全キャッシュレス化されています。現金は使用できないため、クレジットカードやデビットカード、モバイル決済(Apple Payなど)の準備が必要です。現金しか持っていない場合、場内の特定の場所でプリペイドカードにチャージする手間が発生します。
場内には地元アリゾナの人気レストランやフードトラックが出店しており、グルメも楽しみの一つです。特にタコスやバーベキューなどのローカルフードは人気が高く、昼時は行列ができます。試合の合間を縫って、早めのランチを取るのが混雑回避のコツです。水分補給も忘れずに、こまめに購入しましょう。
まとめ
WMフェニックスオープン2026は、ゴルフファンにとって見逃せない一大イベントです。チケットは早めの確保が鉄則ですが、月・火曜の無料デーを活用すれば、誰でも気軽にこの祭典の空気を味わうことができます。
今すぐ公式サイトまたは信頼できるリセールサイトでチケットの在庫状況をチェックしてください。そして、緑の服と歩きやすい靴を準備して、砂漠のスタジアムで繰り広げられる熱狂の渦に飛び込みましょう!


