WMフェニックスオープン2026久常涼がV争い|松山と最終日激突!

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アリゾナの熱狂が最高潮に達する中、WMフェニックスオープン2026はムービングデーとなる第3ラウンドを終了しました。リーダーボードの頂点に立ったのは、日本のエース松山英樹。そしてわずか1打差の2位タイに、若き才能・久常涼が食らいついています。

日本人選手によるワンツーフィニッシュという歴史的快挙が現実味を帯びてきた今、最終日の展開から目が離せません。大観衆が取り囲むTPCスコッツデールで、久常涼はどのようなプレーを見せたのか、そして逆転への鍵は何になるのかを詳報します。

  • 第3ラウンド終了時点で久常涼はトータル12アンダーの2位タイ
  • 首位はトータル13アンダーの松山英樹で日本人対決が実現
  • キム・シウーら実力者も同スコアで並ぶ大混戦の様相

WMフェニックスオープン2026における久常涼の現在地

第3ラウンドを終えて、久常涼は首位と1打差のトータル12アンダー、2位タイという絶好の位置につけています。2日目に「63」というビッグスコアを叩き出し一気に優勝争いに名乗りを上げましたが、プレッシャーのかかる3日目もしっかりとアンダーパーでまとめました。

スコアを伸ばし合う展開となった今大会において、大きく崩れずに上位に留まり続けたことは、彼のアメリカツアーでの成長を如実に物語っています。ここでは、第3ラウンドの詳細なスタッツやプレー内容、そして松山英樹との位置関係について深掘りしていきます。

第3ラウンドのスコア詳細とプレー分析

久常涼の第3ラウンドは、バーディとボギーが入り乱れる我慢のゴルフとなりましたが、最終的には「70」の1アンダーでフィニッシュしました。前日のような爆発的なスコアではありませんでしたが、周囲がスコアを伸ばす中で順位を落とさなかった粘りは称賛に値します。

特に後半の勝負どころでパットを決めきり、優勝戦線から脱落しなかったことが明日への希望を繋ぎました。ティーショットの安定感は維持されており、アイアンの距離感さえ微修正できれば、最終日に再びビッグスコアを出すポテンシャルは十分にあります。

この日はピンポジションが難しいホールも多く、多くの選手が苦戦する場面も見られましたが、久常は冷静なマネジメントで大怪我を回避しました。この「崩れないゴルフ」こそが、現在の彼がPGAツアーで戦えている最大の要因と言えるでしょう。

首位松山英樹との1打差の意味

現在、リーダーボードのトップに君臨するのは、日本の先輩でありPGAツアーの顔でもある松山英樹です。松山はこの日「68」で回り、トータル13アンダーまでスコアを伸ばして単独首位に立ちました。久常との差はわずかに1ストロークです。

この1打差は、TPCスコッツデールにおいては実質的に無いに等しい差と言えます。特に上がり数ホールのドラマチックな展開次第では、一瞬で順位が入れ替わる緊張感があります。久常にとっては、背中を追い続けてきた偉大な先輩と同じ組、あるいは直後の組で優勝を争う夢のようなシチュエーションです。

松山の経験値と技術に対し、久常が若さと勢いでどう挑むのか。明日の最終日は、単なる優勝争いを超えた「日本ゴルフ界の新旧エース対決」という側面も含んでおり、現地だけでなく日本中のゴルフファンが注目する一日となるでしょう。

混戦を抜け出すための鍵となったホール

第3ラウンドにおいて、久常涼が上位に踏みとどまる契機となったのは、中盤のパー5でのバーディ奪取でした。ここで確実にスコアを伸ばせたことで、悪い流れを断ち切り、精神的な余裕を持って後半の難所に向かうことができました。

また、名物ホールの16番(パー3)では、大観衆のブーイングと歓声が入り混じる独特の雰囲気の中で、冷静にグリーンを捉えてパーセーブしました。このホールでの動揺はそのままスコア崩落に繋がる危険性があるため、ここを無難に通過できたことは非常に大きな意味を持ちます。

一方で、いくつかの短いパー4でチャンスを活かしきれなかった課題も残りました。最終日は、こうした取りこぼしを無くし、パー5で確実にバーディ以上を計算することが、松山や他のライバルたちを上回るための必須条件となります。

スタッツから見る久常の好調要因

今大会の久常涼を支えているのは、精度の高いアイアンショットと、要所を締めるパッティングです。特にパーオン率は高水準を維持しており、バーディチャンスにつける回数が他の選手と比較しても多いことが、上位争いを演じられている理由です。

ドライバーの飛距離ではパワーヒッターに劣る場面もありますが、フェアウェイキープ率の高さでそれを補っています。ラフに入れると厄介なサボテンや荒地が待ち受けるこのコースにおいて、フェアウェイから第2打を打てるアドバンテージは計り知れません。

最終日に向けての懸念点は、グリーンの硬さと速さに対応しきれるかという点です。乾燥した砂漠気候特有のコンディションは、午後になるにつれてさらに難易度を増します。タッチを合わせ、3パットのリスクを減らすことが優勝への近道となります。

最終日に向けた本人のコメントと心境

ホールアウト後の久常涼は、悔しさと手応えが入り混じった表情を見せていました。「もっと伸ばせた感覚はあるが、この位置で終われたことはポジティブ」と語り、あくまで優勝を狙う姿勢を崩していません。松山との差についても意識している様子が伺えます。

「松山さんと優勝争いができるのは光栄だが、負けたくない」という言葉からは、チャレンジャーとしての謙虚さと、プロアスリートとしての闘争心が同居しています。大舞台での経験は松山に分がありますが、失うもののない久常の攻めの姿勢が奇跡を起こすかもしれません。

プレッシャーのかかる最終日、どれだけ自分のゴルフに徹することができるか。メンタル面でのコントロールが勝敗を分ける最大のポイントになりそうです。彼の視線は、トロフィーだけを真っ直ぐに見据えています。

上位混戦!優勝を争うライバルたちの動向

久常涼と松山英樹の日本人対決に注目が集まりますが、リーダーボードを見渡せば世界の実力者たちが虎視眈々と逆転を狙っています。2位タイには久常を含めて5人が並ぶ大混戦となっており、誰が抜け出してもおかしくない状況です。

特に爆発力のある選手たちが上位にひしめいており、最終日は激しいバーディ合戦が予想されます。ここでは、久常の前に立ちはだかる強力なライバルたちの第3ラウンドのプレーぶりと、最終日の不気味な存在について解説します。

猛チャージを見せたキム・シウーの脅威

第3ラウンドで最も不気味な存在感を示したのは、韓国のキム・シウーです。この日ベストスコアに近い「66」をマークし、一気に順位を上げて久常と同じトータル12アンダーの2位タイに浮上しました。彼の爆発力はツアーでも定評があります。

キム・シウーはパッティングが好調に乗ると手がつけられないタイプであり、今日の勢いをそのまま最終日に持ち込まれると非常に厄介な相手となります。特に前半からバーディを量産するスタイルで、早い段階で首位に立つ可能性も十分に考えられます。

彼もまた、PGAツアーでの優勝経験を持つ実力者であり、プレッシャーのかかる場面での戦い方を熟知しています。久常にとっては、松山だけでなく、このアジアのライバルの動向も常にケアしながらのプレーとなるでしょう。

安定感抜群のホイガードとマクニーリー

同じく2位タイにつけているニコライ・ホイガード(デンマーク)とマーベリック・マクニーリー(アメリカ)も、非常に安定したゴルフを展開しています。ホイガードは欧州ツアーで培った技術を武器に、難コンディションでも崩れない強さを見せています。

マクニーリーは地元アメリカの声援を背に、堅実なプレーでスコアを伸ばしてきました。彼は派手さこそないものの、ミスを最小限に抑えるマネジメントに長けており、自滅する可能性が低い選手です。優勝争いがもつれた場合、こうした選手が最後に笑うケースも多々あります。

両者ともに「65」前後のスコアを出す爆発力を秘めており、久常としては彼らが動き出す前に、自分から仕掛けてリードを奪いたいところです。序盤の数ホールでどちらが主導権を握るかが、その後の展開を大きく左右するはずです。

11アンダーグループからの追い上げ

首位と2打差のトータル11アンダー、6位タイグループにも危険な選手たちが潜んでいます。かつてのメジャー王者であるマシュー・フィッツパトリックや、若手有望株のアクシャイ・バティアらが、虎視眈々と上位を伺っています。

たった2打の差は、TPCスコッツデールでは1ホールでひっくり返る差です。特にフィッツパトリックのような経験豊富な選手は、最終日のバックナインで驚異的な集中力を発揮することがあります。彼らが前半でスコアを伸ばせば、優勝争いはさらに混沌とするでしょう。

また、ジェイク・ナップやマイケル・トルビョンセンといったアメリカ勢も勢いに乗ると止まりません。久常としては、まずは自分のスコアを伸ばすことに集中しつつも、後方からの猛追にも警戒が必要な、非常にタフな最終日となります。

勝負を分けるTPCスコッツデールの魔物

WMフェニックスオープンの舞台であるTPCスコッツデールは、終盤に劇的なドラマを生むホールが待ち受けています。特に15番以降の上がり4ホールは、スコアを大きく伸ばすチャンスであると同時に、一瞬で優勝争いから脱落するリスクも孕んでいます。

この「魔物」をどう攻略するかが、久常涼の初優勝への最大の関門となります。ここでは、勝負の行方を決定づけるキーホールについて、その特徴と久常がとるべき戦略を分析します。

スタジアムホールの異様な重圧

世界で最も有名なパー3と言っても過言ではない16番ホール。巨大なスタンドに囲まれ、数万人の観客が見守るこのホールは、完全な「アウェー」か「ホーム」かのどちらかになります。良いショットには大歓声、ミスショットには容赦ないブーイングが浴びせられます。

技術的な難易度はそれほど高くありませんが、異様な雰囲気が選手の距離感を狂わせます。久常はここまで冷静に対処していますが、優勝争いの最終日、しかも松山と競っている状況での重圧は計り知れません。ここでバーディを奪えば、一気に流れを引き寄せることができます。

逆に、ここでボギーを叩くと、その後の17番、18番へのメンタル的な影響が甚大です。観客を味方につけ、楽しむくらいの余裕を持てるかどうかが試されます。このホールのティーショットが、運命の分かれ道になる可能性は極めて高いです。

ワンオン可能な17番の明暗

17番ホールは、飛ばし屋ならワンオンも可能な短いパー4ですが、グリーンの左サイドと奥には池が待ち構えています。リスクを冒して1オンを狙うか、刻んで確実にバーディを狙うか、選手の決断力が問われるホールです。

追いかける立場の選手は、ここでイーグルやバーディを奪うために果敢に攻めてくるはずです。久常がその時点でどのような順位にいるかによって、攻め方は変わってきます。もし首位と並んでいるなら、無理をせずに刻む選択肢も賢明かもしれません。

しかし、近年の優勝者はここでスコアを伸ばしている傾向が強く、守りに入ると逆にボギーを招くこともあります。風の読みと自信のあるクラブ選択が重要であり、キャディとのコミュニケーションが勝負の鍵を握ります。

最終18番ホールの難易度とドラマ

フィニッシングホールの18番は、左サイドに大きな池が広がる距離のあるパー4です。ティーショットで池を避けて右に逃げすぎると、セカンドショットの距離が残り、バンカーや荒地からの難しいアプローチを強いられます。

過去には、このホールで数々の逆転劇やプレーオフへの突入が起きました。松山英樹もかつてこのホールで悔しい思いをした経験があります。最後まで気が抜けないこのホールをパー、あわよくばバーディで上がれるかが優勝への最後のハードルです。

久常がこの18番のティーグラウンドに立った時、リーダーボードの1番上に名前があることを願うばかりです。極限の緊張感の中で、自身のベストスイングができるか。最後の1打まで目が離せない展開が約束されています。

久常涼が逆転優勝するために必要な要素

首位と1打差という位置は、追う立場としては理想的とも言えます。プレッシャーは首位の松山により強くかかり、久常は前のめりに攻めることができるからです。しかし、PGAツアー初優勝を掴み取るためには、いくつかの具体的な要素をクリアする必要があります。

技術面、メンタル面、そして運。全てが噛み合った時に初めて、勝者の称号が手に入ります。ここでは、最終日に久常が意識すべき戦略的なポイントを3つに絞って解説します。

パッティングのタッチとライン読み

TPCスコッツデールのグリーンは、砂漠地帯特有の硬さと速さがあり、微妙なアンジュレーションが選手を惑わせます。特に午後はスパイクマークや芝の伸びによって、ライン読みがさらにシビアになります。3メートル以内のパットをどれだけ決められるかが勝負です。

第3ラウンドでは要所のパットが決まっていましたが、最終日はさらに痺れる場面でのパッティングが増えます。ショートすることなく、カップの向こう壁にぶつける強気のタッチを貫けるか。松山もパットが好調なだけに、グリーン上での勝負が明暗を分けます。

「パットイズマネー」の言葉通り、優勝賞金とタイトルはグリーン上で決まります。久常のストロークはスムーズで安定していますが、勝負どころでの「入れごろ外しごろ」の距離をねじ込めるかが、優勝への絶対条件となるでしょう。

スクランブリング能力の最大化

優勝争いの中では、必ずどこかでピンチが訪れます。ティーショットを曲げたり、アイアンでグリーンを外したりした際に、いかにパーを拾えるか。この「スクランブリング(リカバリー率)」の高さが、スコアメイクの生命線となります。

松山英樹は世界屈指のアプローチ技術を持っていますが、久常もショートゲームには定評があります。ボギーを打たずに耐え忍ぶことで、相手にプレッシャーをかけることができます。逆に、簡単なアプローチミスは致命傷になりかねません。

特にガードバンカーからのセーブ率や、ラフからの距離感が重要です。パーを拾ってガッツポーズを見せる回数が増えれば、流れは自然と久常の方へと傾いていくはずです。粘りのゴルフこそが、逆転への土台となります。

攻めと守りの冷静な判断力

1打差を追う展開では、攻めるべきホールと守るべきホールの見極めがこれまで以上に重要になります。無理にピンを狙ってボギーを叩くのが最悪のシナリオですが、安全に行き過ぎてバーディチャンスを逃すのも優勝を遠ざけます。

特に前半のパー5は、確実にバーディを計算したいホールです。ここでスコアを伸ばし、松山に「久常が来ている」と意識させることが重要です。一方で、難易度の高いホールでは、センター狙いでパーセーブを最優先する勇気も必要です。

キャディと相談し、その場の感情に流されずに確率の高いショットを選択し続けること。若さゆえの勢いは武器ですが、最後は冷静な判断力が勝者を決めます。72ホール目の最後のパットまで、自分を信じて戦い抜けるかが問われています。

運命の最終日!観戦ガイドと注目ポイント

いよいよ迎える運命の最終日。松山英樹と久常涼、日本勢同士の優勝争いという、これ以上ない舞台が整いました。現地に行けないファンにとっても、テレビやネット配信を通じて歴史的瞬間を目撃するチャンスです。

ここでは、最終ラウンドをより楽しむための観戦ガイドとして、予想されるティータイムや放送情報、そして注目すべきポイントをまとめます。寝不足必至の激闘を、万全の態勢で見届けましょう。

予想される最終組とティータイム

第3ラウンドの順位に基づき、最終組およびその直前の組のペアリングが決定されます。通常、首位の松山英樹は最終組に入り、1打差の久常涼は最終組か、あるいはその一つ前の組になる可能性が高いです。

順位 選手名 スコア 予想
1 松山 英樹 -13 最終組
2T 久常 涼 -12 最終組 or 1つ前
2T キム・シウー -12 最終組 or 1つ前

もし松山と久常が同組になれば、日本人同士が直接会話を交わしながら優勝を争うという、夢のような光景が見られるかもしれません。そうでなくても、前後の組でスコアボードを見ながらの神経戦が展開されます。スタート時間は現地時間の午前10時から12時頃、日本時間では深夜から早朝にかけてとなります。

テレビ放送・ネット配信スケジュール

この注目の最終ラウンドは、日本国内でも複数のメディアで視聴可能です。CS放送のゴルフネットワークでは、早朝から表彰式まで完全生中継が予定されています。また、BS放送や地上波のダイジェストも見逃せません。

ネット配信では、U-NEXTなどの動画配信サービスでリアルタイム視聴が可能です。スマホやタブレットを使えば、移動中や布団の中でも戦況をチェックできます。特にPGAツアーの公式アプリやサイトでは、全ショットのトラッキングデータ(ShotLink)も確認できるため、映像と合わせて楽しむのがおすすめです。

月曜日の朝には勝者が決まっています。出勤や通学の前に、日本人がトロフィーを掲げるニュースが見られることを期待して、リアルタイムでの応援をおすすめします。

日本ゴルフ界の歴史が変わる日

もし久常涼が優勝すれば、松山英樹らに続く日本人PGAツアー勝者の誕生となり、彼のキャリアにとって巨大な一歩となります。逆に松山が勝てば、そのレジェンドとしての地位をさらに盤石なものにします。

どちらが勝っても日本ゴルフ界にとっては喜ばしいことですが、やはりファンとしては、最後までもつれる大接戦を期待したいところです。2026年のWMフェニックスオープンが、語り継がれる名勝負となることは間違いありません。

世界中のゴルフファンが注目する「ピープルズ・オープン」。その中心に二人の日本人がいることを誇りに思いつつ、最後の一打まで熱い声援を送りましょう。新しい歴史の1ページが、まもなく刻まれます。

まとめ

WMフェニックスオープン2026は、松山英樹が首位、久常涼が1打差の2位タイという、日本勢にとって最高の形で最終日を迎えます。第3ラウンドを終えての大混戦、キム・シウーら強力なライバルたちも逆転を狙っており、予断を許さない状況です。

久常涼にとってはPGAツアー初優勝をかけた大一番。松山英樹という巨大な壁を超え、TPCスコッツデールの熱狂の中で栄冠を掴めるか。勝負の鍵は、魔の16番を含む上がりホールの攻略と、強気のパッティングにあります。

  • 最終日は日本時間月曜早朝から決着まで生中継でチェック
  • 松山と久常のスコア差と、16番ホールのドラマに注目
  • 日本勢ワンツーフィニッシュの歴史的瞬間を見逃すな

運命の最終ラウンド、歓喜の瞬間はすぐそこまで迫っています。久常涼の快挙を信じて、日本から熱いエールを送りましょう!